結婚Q&A
- 収入や貯金・借金の有無などを聞くのは失礼?
お互いがどんな関係でいたいかによりますが、失礼だということは決してないと思います。
これから二人でともに家庭を築いていくわけですから、お互いの財布事情を知っておかなければ結婚式の費用負担からはじまり、ハネムーン、車の購入、家の購入、子作りの予定など多くのことに支障が出るでしょう。
お金のことは聞きにくいのはわかりますが、大切なのは結婚することではなく、結婚後にどのような家庭を築いていくかですので、特に収入と借金の有無については知っておいた方が良いでしょう。
経験則によりますが、「知られるのは嫌だ」には何か理由があるものです。
- ブライダルチェックとは?
ブライダルチェックとは、結婚を控えている人が結婚前に受ける健康診断のことです。
女性の場合は特に、妊娠や出産を視野に入れた産婦人科でのチェックが多いです。妊娠しにくい体質等もある程度分かりますので、妊娠の支障となる病気を早期に発見し、早期に治療していくことが大切です。
男性の場合は、泌尿器科が多く、健康な精子を持っているかや性病の検査などになります。こちらも早期に治療していくことが大切です。
- 結婚前に貯金はいくら必要?
結婚、つまり婚姻届を提出するのにはお金は一切かかりません。そういう意味では0円でも結婚をすることは可能です。
しかし、指輪、結納、挙式、披露宴と一般的な一連の流れを想定しているのであれば、二人あわせて400万円程度は必要になるでしょう。さらに、新居に引っ越したり家具をそろえる必要がある場合はプラスで30万円~50万円ほど見た方が良いと思います。
それらを行わない場合でも、新生活のことを考えると、やはり最低でも100万円ほどの貯蓄はあった方が良いでしょう。
- 結納って絶対やらないといけないの?
両家の合意があれば、必ずしもやらないといけないものではありません。
それどころか、全国平均で見ると「結納をした」は過半数以下の45%という数字のようです。
「結納式代わりに顔合わせ食事会をした」は50%強となっており、最近はこの方が主流になりはじめているのかもしれません。
どちらが良いか、どちらが正しいかという話になりますが、ここばかりは両家で話し合うしかないと思います。
結婚に際しては両家の親同士が一度も顔を合わせないというのはさすがに寂しい気がしてしまいますので、結納をしないにしても、なんらかのカタチで親交を深める場をセッティングすることは必要かと思います。
いずれにしても、両家でよく話し合うことをオススメいたします。
- 結納金は絶対に必要?
両家での合意があれば必ずしも必要な訳ではありません。
ただし、本来、結納金とは嫁ぐ際の支度金的な意味合いが強く、「このお金を支度準備の足しにしてきてください」というためのお金です。
例えば、同棲がかなり長かったり、すでに新婦側の両親と親交が深かったりするのであれば「結納金は無しでやりたい」というようなことも理解してもらえるかと思いますが、一度や二度顔を合わせたことがある程度で、いざ結納のときに「結納金は無しで」と突然言われたら多少のとまどいはあると思います。
若い世代に比べると、年配の方々は一般常識的として結納金はあるものだと思っている人が圧倒的に多いので、やはり一つのケジメとして、その家や本人の実力に見合った額を男性側で用意する方が良いと思います。
- 挙式と披露宴の違いは?
挙式は、親族を中心に結婚を誓う儀式のことをいいます。
披露宴はゲストをお招きして、お披露目も兼ねたお祝いのお食事やお酒を振る舞うおもてなしの宴のことをいいます。
挙式と披露宴を同じ日に行う場合は、挙式にもゲストに参加してもらうことが多いようです。
- 挙式は当日どれくらいの時間がかかるの?
どの挙式スタイルでも、おおよそ30分ほどです。
しかし、親族のみで行う場合は、挙式前にお互いのご親族を紹介したりする対面式などがある場合があるので、その場合は1時間程度かかります。
- 挙式および披露宴のオススメの時期は?
一般的には春と秋が結婚式が増える時期になります。それは、夏や冬のように極端に暑かったり寒かったりすると、来ていただくゲストが大変だからです。積雪のある地域では交通手段が困難になったり、女性の場合は特に服装に気を使わなければならなかったりするので、ゲストへの配慮の一つとして春と秋の落ち着いた時期を選ぶ人が多いのです。
しかしながら、夏や冬にもメリットがあります。
式場側は人気シーズンでない夏や冬にも式を入れたいわけですから、お得プランのようなものをやっていることが多いのです。「挙式&披露宴セット割引」のようにパッケージ化したプランがあり、人気シーズンと同内容であっても比較的安く挙げることができます。
- 挙式と披露宴の違いは?
挙式は、親族を中心に結婚を誓う儀式のことをいいます。
披露宴はゲストをお招きして、お披露目も兼ねたお祝いのお食事やお酒を振る舞うおもてなしの宴のことをいいます。
挙式と披露宴を同じ日に行う場合は、挙式にもゲストに参加してもらうことが多いようです。
- 夫婦で出席するゲストへの引出物は2名分?1名分?
基本的には1名分でOKです。
ただし、地域性によっても違う場合がありますので確認をした方が良いでしょう。
1名分というのが少し気になるのであれば「1名分+奥様用」のようにアレンジした配慮をすると喜んでもらえるでしょう。
- 披露宴に異性の友人を呼んでもいいの?
新郎新婦お互いが問題ないのであれば基本的にはOKだと思います。
ただし、お祝いごとということで、お互い気を使って「全然いいと思う」と言っていて実は嫌だったり気になっているという可能性も無きにしもあらずなので、呼ばないことの方が無難ではあると思います。
また、若い人には少ないと思いますが、年配の方の中には「異性の友人を呼ぶとは」と疑問や不快に思う人もいないわけではありませんので、その点からもやはり呼ばない方が無難ではあるでしょう。
どうしてもという場合は、新郎新婦お互いの同意を得るのはもちろん、さらりと「異性の友人も呼びたいんだけど・・・どう思う?」といったようなことを両親などに相談してみると良いでしょう。(祝い事なので、気を使って「ダメだ」と答えることはほとんどないと思いますが)
- 披露宴会場選びに失敗したくありません
まずは、挙げられる可能性のある会場をくまなく見学することです。見学している中で「ここは良いな」と思う会場が出てくると思います。しかし、その場では決めないことをオススメします。
なぜなら、相当悪い式場でない限り、「おっ、ここはなかなか良いな」と思うものだからです。
「今ご契約されるのであればこの料金でやらせていただきます・・・」などと話しを持ちかけられがちになると思いますが、「そのお気持ちは嬉しいのですが、ゆっくりマイペースに決めたいと思っているので・・・」と無難にかわしましょう。
様々な会場を見学し終わったら、3件ぐらいに絞って、3件すべて再度相談しに行きます。途中で決めてはいけません。理由は上に書いたように、絞ったものだとしても、その場では良い会場だと思うものだからです。
3件すべてを見た結果、最終的に一つに決める段階に入ります。もし選びきれなかった場合は納得するまで何度でも相談に行きます。具体的に費用をどれぐらいまで頑張れるかなど他社の引き合いを出しながら決めてもOKです。
いずれにしても時期尚早な決定は、予約キャンセルを招きかねません。予約金(5万円ぐらい)を損してしまうだけでなく、日付の変更が出るなど多くの方に迷惑をかけかねませんので十分に検討してから決めるようにしましょう。
十分な検討をするには時間がかかります。
式場選びに失敗したくないのであれば、1年前でも2年前からでも早すぎるということは決してありません。
「自分の納得した会場で、自分のやりたい日取り結婚式をしたいなら今すぐ動き始めて下さい!」です。
- 式場選びから演出、お金のこと・・・全て心配です
正直、そのお気持ちよ~くわかります。
比較的女性の方は、「私ならこんな結婚式をやってみたい」というイメージを小さいころ持っていたりするものですが、男性の場合は「今まで結婚式のことなんか考えたこともない」という人も多いはずです。
その中で「でも・・・妻のために結婚式はやってあげたい」という気持ちでやろうとは思うものの、元々イメージできていないところからはじまっていますので心配ごとが多いのは当たり前のことです。
女性の方でも「イメージはあるけど、より最高のウエディングを成功させたい」という気持ちの強さから不安になる方は大勢いらっしゃいます。
ズバリ、そんな方々はまず、式場見学に行ってみてください!
それも1件だけではなくて、最低でも3件以上行ってみてください。
結婚式場に行くと、担当者から「二人の出会いを教えてください」や「どんな結婚式にしたいかのイメージはありますか?」などいろいろな質問攻めをされると思います。
最初は抵抗があると思いますが、心配ごとや不安に思っていることなど、悩んでいることを正直に言った方が自分たちのためになりますので正直に話してみましょう。担当者はブライダルのプロですから、どんどんアドバイスをしてくれます。
そうしているうちに少しずつイメージが沸いてきて不安が少なくなっていきます。
みんなそうやって自分たちだけの結婚式を作り上げていくのです。
不安や心配なときこそ、おまじないのように「みんなこうやって自分のウエディングを作り上げていっているんだな」と自分に言い聞かせましょう。
- 結婚式費用は誰が負担する?
それぞれの家で呼ぶゲストの人数で割るというのが公平です。
また、両家で家庭を築くわけだから折半というのも良いでしょう。
さらに、衣装代やヘアメイク代など各自で金額が大きく異なるところに関しては項目ごとにそれぞれが分担する方法でも良いと思います。
負担する人は、本人たちに貯蓄があれば本人たちで支払っても良いでしょうし、両親が負担したいと言えば全額でなくても多少支援してもらっても良いでしょう。本人たちに貯蓄が無いのであれば両親に負担してもらうか、ブライダルローンを組むしかありません。
新郎新婦が100組いれば100通りの財布事情や家の事情があると思いますので、両親ともよく相談した上で決めるのが良いと思います。
お金のことはとても重要ですが、これからの両家の関係や両親との関係もあるので、あまりナイーブになりすぎないように気をつけましょう。
- 予約した会場のキャンセルはできるの?
仮予約(押さえておくだけ)であればキャンセルは可能です。ただし、仮予約の場合は別の人が申込をしようと思った際に連絡がきて、本予約にするかどうかを迫られます。
本予約には予約金(5万円程度)が発生するところが多いようです。
本予約のキャンセルも可能ですが、予約金は戻ってきません。
- 挙式および披露宴のオススメの時期は?
一般的には春と秋が結婚式が増える時期になります。それは、夏や冬のように極端に暑かったり寒かったりすると、来ていただくゲストが大変だからです。積雪のある地域では交通手段が困難になったり、女性の場合は特に服装に気を使わなければならなかったりするので、ゲストへの配慮の一つとして春と秋の落ち着いた時期を選ぶ人が多いのです。
しかしながら、夏や冬にもメリットがあります。
式場側は人気シーズンでない夏や冬にも式を入れたいわけですから、お得プランのようなものをやっていることが多いのです。「挙式&披露宴セット割引」のようにパッケージ化したプランがあり、人気シーズンと同内容であっても比較的安く挙げることができます。
- 祝儀の相場は?
基本的に祝儀は最低でも二万円からとなっています。なぜなら、一人ゲストを呼ぶのに最低でも二万円ほどがかかるからです。二万円では招待する側が赤字になってしまう場合もあるため、「お祝いを渡す」という意味での祝儀ならば、三万円~と考えた方が良いでしょう。
相場は以下の通りです。
- 友人の結婚式→二万円または三万円(平均27,000円)
- 兄弟・姉妹の結婚式→五万円または十万円(平均79,000円)
- 従兄弟の結婚式→三万円または五万円(平均37,000円)
- その他の親戚の結婚式→三万円または五万円(平均36,000円)
- 上司の結婚式→二万円または三万円(平均28,000円)
- 同僚の結婚式→二万円または三万円(平均27,000円)
- 部下の結婚式→三万円または五万円(平均33,000円)
- 取引先の結婚式→三万円(平均29,000円)
以上のようになります。
できるだけキレの良い数字である偶数は避けるようにし、もしも二万円の場合は一万円札と五千円札二枚を包んでいくようにします。
ただし、以前に呼んだことがある場合は、いただいた祝儀と同額を持っていくのが一般常識です。また、親族の場合は親と相談したり、兄弟のように仲の良い親族の場合は直接相談してみるのも良いでしょう。
夫婦で出席する場合は「相場×1.5」で切り上げるぐらいがちょうどいいと思います。
- お車代・宿泊代は必要ですか?
遠方からお越しいただく方々にはお車代および宿泊代は新郎新婦が負担するのが通例です。
負担する金額については、全額負担できるのであればそれに越したことはありませんが、複数人いるとなるとそうもいかなくなります。経験則からいくと、半額負担というのが丸く収まるようです。
金額の算出方法ですが、招待する際に電話などで「遠方からの招待になりますので、恥ずかしながら一部しか負担できませんが、お越しいただく際の交通手段と宿泊の有無を教えてください」と聞いておくのが良いでしょう。交通手段さえ分かれば金額を調べることができますのでそれをベースに算出しましょう。
ただし、お車代も宿泊代も招待側の「気持ち」ですから、金額はいくらでないといけないということ決してありません。「遠方からの招待になるけど是非来てもらいたい」という気持ちを、無理をしない範囲でカタチにしましょう。
注意点としては、以前に招待してもらったことがあるゲストに関しては、そのときのお車代・宿泊代の負担に合わせます。つまり、呼ばれたときに一切無かったのであれば出さなくてOKですし、もらったのであればその額をそのまま返すようにします。
- 二次会の会費は新郎新婦からもらう?もらわない?
二次会のポジションが「友人が新郎新婦を祝う会」なのか、「新郎新婦を友人をもてなす会」なのかによりますが、多くは前者のようで、新郎新婦からは会費はもらわない場合が多いようです。
ただ、新郎新婦としても「祝ってもらっている」ことは間違いないので、二次会へ来ていただいた方々へプレゼントなどを準備したりそういう感謝の気持ちを表すことができれば、祝ってあげている友人としても嬉しいものがあるでしょう。
もちろん、新郎新婦自らが払いたいという場合には払っても問題はありませんし、会費の平均が下がることになるので参加しやすくなるでしょう。
- 会費の決め方
二次会の会費の基本的な決め方は、
「(会場に支払う料金合計+ゲーム等の景品代合計-新郎新婦の会費)÷人数」
となります。
また、男性と女性では食べる量も飲む量も違いますので、男性の会費を500円~1,500円ほど高く設定して、その分女性の会費を安くする場合も多いです。
- 二次会に異性の友人を呼んでもいいの?
新郎新婦お互いが特に問題なければOKだと思います。
ただし、お祝いごとですので、気を使って「良いよ」と言っている可能性もあるので、もしも気になるのであれば呼ばない方が無難だと思います。