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結納式においては、結納品や結納金を持って来る男性側を、もてなすのが女性側の役目であるため、新婦側が会場を決め、原則として費用も全額負担することになります。（婿養子の場合は逆になります）

昔ながらのやりかたで、女性側の家に男性側を招待して結納式をやる場合もありますが、準備や手間が大変、相手側にかえって気を遣わせてしまう等の理由から、式場やホテル、料亭、レストランなどで行うパターンが過半数です。

女性宅で結納を行う場合

女性側が男性側をもてなす準備が必要になります。部屋の準備から始まり、食事からお酒の準備に至るまで全て女性側で準備します。伝統的なやり方ではありますが、家を掃除したり、食事などの準備が女性側の負担になってしまうデメリットもあります。

ホテルや式場など専門会場で結納を行う場合

ホテルや式場の多くで“結納パック”などのプランが用意されています。実際に式を挙げる会場と違う会場でも、結納パックだけを利用することができます。

これらのメリットは、プロのスタッフが準備してくれるので知識がなくても安心してしっかりとした結納式を行うことができます。マナーや作法についても当日、専門スタッフからサポートしてもらえますので安心です。プランには個室と食事の用意のみというものから、専門スタッフが常駐して一連の流れをやってくれるもの、結納式に必要な結納品（結納金除く）を全て準備してくれるものなど様々なプランがありますので、両親とも相談し合って決めるのが良いと思います。

ただし、1人あたり2万円～3万円ほどの料金がかかりますので、他の場所でやるのと比較するとかなり高めになってしまいます。どんな内容でやりたいのか、スタッフとの見積りのときに交渉することをお勧めします。

料亭やレストランで結納を行う場合

略式の結納を交わしたり、婚約記念品の交換などのみを行う場合には、料亭やレストランで行う場合が多いようです。結納プランのように専門スタッフが付くわけではありませんが、個室を準備してもらうなど周りの人を気にすることなく十分にくつろげる場所と美味しい食事は準備されるので比較的やりやすい方法です。

予約する際には「お祝いごとで使いたいのでくつろげる個室が良いのですが・・・」と一言添えるとお店も考慮してくれると思います。また、結納品を持ち込む場合は「結納品に飲食物が含まれているのですが・・・」と一応確認しておきましょう。他のお客様に迷惑がかからなければ問題ないお店がほとんどだと思います。

料金は、お店によって様々ですが、1人あたり一万円前後が一般的なところではないでしょうか。

料亭を選ぶかレストランを選ぶかでも雰囲気が大きく変わりますので、こちらもお互いの両親に相談した上で決めるのが良いと思います。

結納の日程

結納は挙式の遅くても3か月前にはやりたいところです。挙式前は挙式や披露宴の準備などでバタバタしますので、それらにさほど影響が出ない半年前ぐらいがオススメです。

お祝いごとなので大安にやりたいところですが、土日祝祭日の大安は予約でいっぱいになりやすいので、それぞれの両親の予定が分かり次第、早めに予約するようにしましょう。