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両親への挨拶

幸せな結婚生活に向けて、将来お互いの家族になる両親にはきちんとした挨拶をするようにしましょう。

「結婚しよう!」と二人の気持ちが決まっても、両親への挨拶、報告無しには先には進みません。

両者の合意のみで婚姻することは可能ですが、これから幸せな結婚生活をしていくうえで、お互いの家族となる両親への挨拶をするのは当然のことです。両親と会うのがはじめてでも、以前から何回か会っていたとしても、一つのけじめとしてしっかりと正式な挨拶をしましょう。

タイトなスケジュールにならないように注意

結婚までの道のりをおおまかに説明すると、

  • 自分の両親に結婚の意志を伝える
  • 相手の両親に挨拶をする
  • 両家の顔合わせ
  • 結納
  • 入籍
  • 結婚式・披露宴

のようになります。(入籍と結婚式は入れ替わる場合もあります)

自分たちの予定だけではなく、両家の両親の都合も関わってくることが多くなりますので、二人の結婚の意志が決まったらできるだけ早めに行動するようにしましょう。

「なんでそんなに急ぎなの!?」、「それじゃあ予定組めないよ!」となってしまってはせっかくのお祝いごとの報告が台無しになってしまいかねません。

挨拶をする時期の目安(例)

例えば、8月1日に入籍したいと二人で考えていた場合は、

  • 自分の両親に結婚の意志を伝える(4月上旬ごろ)
  • 相手の両親に挨拶をする(4月下旬ごろ)
  • 両家の顔合わせ(5月中)
  • 結納(6月中)
  • 入籍(8月1日)

このような感じで、3~4ヶ月前から、遅くても2~3ヶ月前から予定を組むようにしましょう。忙しい両親同士の場合はなかなか予定が合わないことがありますので、その場合はもっと早めに相談すると良いでしょう。

まずは自分の両親へ「結婚したい」という気持ちを伝える

いかに自分の親と言えど、何の前触れもなくいきなり「私たち結婚します」と来られても両親は困惑してしまうものですので、相手の両親へ挨拶をする前に、まずは自分の両親に結婚を考えているという気持ちをしっかり伝えることが大切です。

色々な相談ができるように、自分一人で話をしに行った方が良いと思います。二人で行ってしまうと、親が気をつかってしまって言いたいことが言えなかったりするのでとても困ってしまう場合があります。

“報告”ではなく、あくまで“相談”風の方がベター

「私(俺)、○月○日に結婚するから」では淡白で唐突すぎる感じがします。

そこで、「結婚をしたいなと思って付き合っている人がいて、結婚を考えているんだけど・・・」 という感じで切りだしてみてはいかがでしょうか。

自分だけが結婚したいと考えている訳ではなく、二人とも結婚したいとしっかり考えているということをしっかり伝えることが重要です。すでにプロポーズを済ませている場合はそのことも伝えても良いでしょう。

ある程度の段取りについても相談する

結婚をすることに対して賛成が出たら、結婚までのある程度の段取りについての相談してみましょう。

「○月○日が記念日だから、その日に入籍したいと二人で話し合ってる」とか、「○月○日に○○君(さん)の両親の都合が良いらしいから、挨拶をしに行こうと思っている」など、結婚への準備がどれぐらい進んでいるのかも報告しつつ、その後に控えている顔合わせや結納などについても、どんな形式が良いのかなど色々聞いてみましょう。

二人でお互いの両親への挨拶をする

一般的には、もらわれる側の両親への挨拶が先となります。お嫁さんとなる場合は女性側の両親への挨拶が先に、お婿さんとなる場合は男性側の両親への挨拶が先となります。(ただし固い家柄だったり頑固な両親、独自のしきたりを持っている家庭の場合は、それを加味する必要があります。)

挨拶をしに行く予定を組む際に、「彼(彼女)が大切な話をするためにお目にかかりたいと言っているよ」という旨をなんとな~くで良いので伝えておいた方が両親としても心の準備ができますのでオススメです。

もらわれる側の両親への挨拶

男性(もらう側の方)の口から、しっかりと挨拶をします。プロポーズにも負けないぐらい大事な挨拶ですので、自分の気持ちを自分の言葉ではっきり誠実に伝えましょう。

もらう側の両親への挨拶

お家柄にもよると思いますが、もらう側の両親に対してはそこまで厳格に挨拶をする必要はなく、お嫁(お婿)さん側の両親にしっかりと挨拶をしてきたことと、それに対してのお許しをもらったことを正確に報告し、これから二人で頑張っていくという決意の話しをする程度で問題と思います。

挨拶当日の身だしなみをチェックする

お家柄や両親の嗜好にもよりますが、必ずしもスーツにネクタイのようなフォーマルでという訳ではありません。親によっては、「かえってカジュアルな方が変に緊張しなくて良い」という場合もあります。しかし、どちらにせよ小奇麗(ナリ整っていて、さっぱりとした快さの感じられるような身だしなみ)にしていくことは礼儀も含めての絶対条件です。

普段は、ダラダラとした緩めの服装だったり、派手なギャルファッションだったりするかもしれませんが、お互いの両親の嗜好をアドバイスし合って、できるだけピチッとした服装で、爽やかさとしっかりしている感じを第一印象で伝えられるような服装でまとめましょう。

また、髪型や髪の色、ヒゲ、マニキュア、アクセサリーの身だしなみも気を付けましょう。異性との出会いのためのコンパに行く訳ではありませんので、両親に安心してもらうための身だしなみを心がけるようにしてください。

最も自分では気付きにくいのが「靴」です。特に初対面が玄関先となる場合は、靴が汚れていたり破れていると恥ずかしいおもいをしてしまいますので、持っている中でできるだけキレイな靴を履いていくようにしましょう。

挨拶当日、出かける前に

時間に遅れないように余裕を持って出発します。時間を守るのは大人として最も当たり前のことだからです。「今から向かいます」という事前の連絡を一本入れておけば迎える側の両親も安心するでしょう。また、挨拶中にビックリしないように携帯電話のマナーモードも忘れずに。

両親に気を使わせない範囲でお土産を準備していくのは好印象を持たれます。地方特産品があれば渡すときにも話題にできるのでベストだと思います。

挨拶当日の流れ

  1. お会いしたらまず挨拶をする。
    お母さんが出向かえるパターンが多いようですので、玄関先などでお会いしたら
    「 はじめまして(こんにちは)、○○(名前)と申します、お邪魔します。」
    このぐらいがベストです。
  2. 靴を脱いだらそろえて隅におきましょう。
  3. 揃ったら改めて挨拶をする。
    お父さん、お母さんが揃ったら改めて挨拶をしましょう。
    「改めまして、○○と申します。今日はお忙しいところお時間をいただきましてありがとうございます。(お土産があるなら)気持ちだけですが、私の地方特産品の○○です。私も両親もこれが大好きで、是非食べていただきたいと思い持ってきました。」
    などと、気の効いた言葉を添えてあげると場が和みやすいです。両親にもよりますが、お互いが緊張しすぎないようにあまり堅苦しくなく挨拶するものポイントです。
    このとき、失礼にならないように、座布団やソファにはすすめられてから座るようにします。
  4. 場を温める雑談タイムも必要
    いきなり「お父さん!お母さん!」となってもビックリしますので、ある程度は雑談も必要でしょう。 話題を考えておかないと「今日は暖かいですね・・・、あいにくの雨ですね・・・」に対して「そうですね・・・」と一言で終わってしまうので注意。「ここに来る途中に○○があったんですが、あの建物は・・・」などという相手も話に乗りやすい話題を2個3個準備しておきたいところです。
  5. 場が温まったところでいざ報告&正式な挨拶!
    相手の両親の呼び方は「お父さん、お母さん」 で問題ないと思います。(反対されている場合などは相手と相談の上、適切なものを選ぶようにします)
    慣れていない人は下手に敬語を使うとボロが出る可能性がありますので、自分の言葉で自分の本当の気持ちを伝えるのがベストです。

よくある挨拶の例

私に○○さんをください

昔の代表的な挨拶。
男尊女卑の流れが残る中で、○○さんをお嫁にもらい、家の世話をさせますというようなイメージの言葉です。昔は良かったかもしれませんが、今では「娘をモノ扱いするな」という風に思われる可能性もあります。

例:
○○さんと一緒に居ると、毎日が本当に楽しくて、とても幸せな気持ちになれます。
これから○○さんと必ず幸せな家庭を築いていきますので、どうか○○さんを私にください。

私たち結婚します

両親に許しを得るための挨拶ではなく、あくまでも報告ということに徹した挨拶。
日本国憲法では、“婚姻は、両性の合意のみに基づいて成立する”とあります。その通り、二人が結婚を決めたのだから、その報告をしますという意味になります。男性の強いリーダーシップが感じられる言葉である反面、「娘を取られた」と感じられる場合もあります。

例:
○○さんとは3年間交際させていただき、先日プロポーズもいたしまして、承諾のお返事をいただきました。
これから私たちは結婚をいたしますが、○○さんと協力し合い、必ず温かい家庭を築きますので、これからもどうぞよろしくお願いします。

結婚をお許しください

最も無難なフレーズかもしれません。
「娘を取られた」と感じられることは少ないと思いますが、男気溢れるお父さんの場合、「俺の許しがないと結婚もできんのか」「んじゃ俺が許さんと言ったら結婚はしないのか」と怒られてしまうこともあるかもしれません。

例:
私はかねてより○○さんと結婚をしたいと真剣に考えお付き合いさせていただいて参りました。先日、○○さん本人からは承諾のお返事を頂きましたが、お父さん、お母さんからも承諾をいただくたくお願いに参りました。
今はまだ未熟者ですが、必ずや笑顔絶えない明るく幸せな家庭を築いて行きますので、どうか私たちの結婚をお許し下さい。

サイト管理人の挨拶(フリースタイルなので参考までに)

今日は改めまして、私と○○さんの結婚についてのご挨拶をさせていただきたくお伺いいたしました。

4年間○○さんとお付き合いをさせていただいて、毎日が本当に楽しく幸せな気持ちでいることができました。ときにはケンカをすることもありましたが、○○さんの温かい思いやりのおかげで、お互い歩み寄ることができ、一つ一つ解決してこれたように思います。また、一緒に居ることがただ楽しいというだけではなく、これからもずっと一緒にいたいと思う気持ちが日に日に強くなっていきました。

お父さん、お母さんにとっては、「大切な娘が嫁に行ってしまう」という感慨深いお気持ちでいらっしゃることと思いますが、むしろ息子という家族がもう一人増えるんだというお気持ちで温かく見守っていただければ幸いに思います。

まだまだ未熟者ではございますが、これから、○○さんと協力し合い、明るく温かく笑顔がたえない家庭を築いていけるよう一層の努力して参りますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

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