マリッジブルーに対する心の準備をする
結婚という人生の分岐点に際して、多くの人にマリッジブルーと言われる結婚前に立ちはだかる心の壁があらわれます。
結婚という人生の分岐点に際して、多くの女性にマリッジブルーと言われる結婚前に立ちはだかる心の壁があらわれます。マリッジブルーの極端な場合、婚約破棄や破談につながることもあるので、大変重要な問題だと考えるべきです。
マリッジブルーが起こる主な原因
結婚は、言い方を変えると、他の異性との出会いのチャンスを諦めることだと言えます。
結婚を決めたパートナーと生涯一緒にいるという覚悟を改めて自分自身に試されていることから、将来の不安や、パートナーに対する不満が出てきます。
特に女性の場合は、男性からプロポーズをされることが多いため、結婚に対しては「受け身」の立場であるパターンが多いです。そのため、
「本当にこの人と結婚して良いのだろうか・・・私にはもっと良い人がいるのではないだろうか・・・」
と、頭を悩ませるわけです。
一方、男性はプロポーズをするときにはすでに気持ちが決まっている訳ですから、女性に比べ、結婚のときに改めて大きな気持ちの浮き沈みが出ることは少ないのです。逆に、男性にはプロポーズ前のマリッジブルーが現れやすいことになります。
マリッジブルーの主な症状&悩み
- なんとなくイライラする
- なんとなく悲しい気持ちになる
- 結婚のための準備ができなくなる
- 結婚をやめたくなる
- 喧嘩が多くなる
- 疲れがたまったり、食欲がなくなったり、気持ちが沈む
マリッジブルーは女性に限ったことではない
マリッジブルーは女性特有の悩みだと思っている人も少なくありませんが、結婚という人生の一大イベントを前にすると当然、男性にもマリッジブルーが現れる人もいます。
しかし、男性の場合は、女性と理由が違うことが多く、例えば、「夜遊びができなくなる、趣味に費やす時間が減る、自由に使えるお金が減る」など、結婚後に訪れるであろう自分の生活リズムの変化に対してシビアになることという原因が多いようです。
そのため、結婚が決まったタイミングで、“人生最後の”と称して、夜遊びをしまくったりお酒を飲んだくれたりする人も少なくないのです。
また、それと同じぐらい多いのが、「家族を持って将来的に大丈夫だろうか、今の会社でずっとやっていけるのだろうか、今の収入で家族を養えるのだろうか、自分がやりたい仕事は他にもあるのに・・・」など、仕事や所得・貯蓄などお金に関することが多いようです。
一見すると、最初に挙げた原因と、次に挙げた原因は全くの真逆なようにも思えますが、自由を望む気持ちと家族に対する責任感が強い男性ならではマリッジブルーということだと思います。
また、「貯蓄・所得・将来」などにおいて自分に自信がない場合は重症化する恐れがあるので注意が必要です。
自分のステータスに対して、彼女や親族からシビアに評価されるという状況に立たせられるため、突いて欲しくないところを突かれるというストレスが大きくかかるからです。
マリッジブルーの解消法
女性のマリッジブルー解消法
結論から言えば、8割以上のマリッジブルーはある程度の期間を悩んだ結果、何事もなかったように解消されるものです。ですから、上に書いたようなマリッジブルーの症状が訪れたときには、
「きたきた、これが噂のマリッジブルーか」
という程度に楽観的に考えるのが良いと思います。あとは時間が解消してくる場合がほとんどだからです。
男性のマリッジブルー解消法
「遊べなくなる前に思いっきり遊びたい」というパターンの場合は、彼女の了解を得た上でパーッと遊んでみてはいかがでしょうか。“人生最後の”と言えば彼女も少しは許してくれるはずです。
ただし、そこでハメをはずしてしまうと結婚が破談になったりすることもあるので節度を超えた遊びは絶対しないように十分に注意しましょう。
「責任感というプレッシャーが重くのしかかる」パターンの場合は、彼に自信を持ってもらえるように彼女はサポートしてあげましょう。「大丈夫!一緒に頑張って行こう!」と声をかけたり、両親から仕事や所得について突っ込まれて困っていた場合はフォローを入れてあげることも大切です。
お互いのマリッジブルーについてよく理解し合い、結婚前の無駄なトラブル回避と、円満な結婚へのステップアップを目指しましょう。